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ウィークスが考える暮らしの豊かさ
days of weeks | archive no.003
時を縫う、刺し子の時間。
平山路子さん
刺し子は、布の補強や防寒のために生まれた手仕事です。トキネリでもお客様からの支持が高い、奈良の「白雪ふきん」に刺し子で自分だけの図案を縫うワークショップを行いました。講師に迎えたのは平山路子さん。刺し子の魅力に惹かれて、柄の美しさや縫う技術の素晴らしさを広める活動をされています。
白雪ふきんの垣谷弥生さんから、白雪ふきんの成り立ちについてお話いただきました。元々は蚊帳の製造をされていましたが、蚊帳のハギレを有効活用するために自宅用にふきんに仕立てて作っていたものを友人に使ってもらったところ評判に。日常の生活に縫うこと、繕うことが今よりも身近にあった時代に「白雪ふきん」は誕生しました。今回は、真っ白なふきんを使用して、自分だけの図案を縫っていきます。
まずは、ふきんに思い思いに自由な図案を描くところから始まりました。伝統的な柄には意味がありますが、伝統にとらわれずに自分が好きな柄を選んでください、との声がけがあると参加者の皆さんは思い思いの図案を描いていきました。下描きが仕上がったら、好きなところから針を刺していきます。どんな図案にしようか、何色の糸を使おうかと賑やかに話しをしていた参加者の皆さんも、気づいたらチクチクと針を進めていくことに夢中に。
刺し子の魅力は少しの時間があれば少しずつ縫い進められること。早くできても遅くできても良い。自分の時間、自分のペースで。縫う時間を楽しむことを感じることで、繕うことの大切さを思い出して欲しい。破れたら捨てるのではなく、繕って補修してまた使う。親の世代から受け継いできた、ものを大切にして長く使い続けること。刺し子を通じて、縫うことや繕うことを身近に感じて欲しいという思いが今回のワークショップには込められていました。
平山路子 Michiko Hirayama
大阪市生まれ。東京芸術大学油画絵科卒。豊前小倉織研究会所属。刺し子の幾何学的な柄の美しさだけでなく、成り立ちや本来の繕う技術としての「刺し子」に強く惹かれ活動を行なっている。刺し子の糸づくりをきっかけに和綿の栽培を始め、現在は大分県宇佐市において「衣の地産地消」を目指しながら、綿の栽培から加工までを地域の方々と取り組む活動を行なっている。
垣谷弥生さん Yayoi Kakitani
株式会社白雪ふきん商品開発担当。白雪ふきんに嫁ぎ、商品開発、営業、PRなどを行なっている。
白雪ふきん
https://shirayuki-fukin.com/
tokineri トキネリ
福岡市博多区下川端町3-1博多リバレインモール1F tel.092-409-5506
https://www.tokineri.com/
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海辺の豊かな暮らし方を考える。/bbb haus
私たちウィークスは2018年に創業30周年を迎えました。その集大成として、福岡県糸島市に海が見えるゲストハウス「bbb haus」をオープンしました。このプロジェクトを始めるにあたって考えたのは、この場所ならではの「豊かな暮らし方」です。
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食材と道具の良い関係。/茅乃舎さん
博多は豚骨ラーメンが有名ですが、承天寺(福岡市博多区)には「饂飩蕎麦発祥之地」の石碑が建てられていて、うどん発祥の地と伝えられています。博多のソウルフードとして、うどんも大人気です。博多の街が山笠の熱気に溢れる中、7月2日の「うどんの日」を記念して、博多リバレインモールにある「tokineri」と「茅乃舎」が共同して「博多うどん」のイベントを実施しました。